ワッハ上方に行ってきた。

 24,2009 00:00
白線
漫画トリオ1

先日、ワッハ上方に関する記事を書いたのですが、思えば一度も現場に足を運んだことがない。
百聞は一見にしかずで行ってきました。

その前に、雑誌「季刊 上方芸能」の最新号を購入。特集が「壊すな!ワッハ上方」
上方演芸1 上方演芸2
ワッハ上方の関係者や上方演芸関係者の人たちの移転・縮小反対論が述べられています。
まずじっくりと読ませていただきました。

そして。。。

ワッハ上方 (大阪府立上方演芸資料館)
ワッハ1吉本興行関連のYES・NAMBAビル内にあります。ビルの4~7階。つまりは大阪府が吉本興業にテナント料を毎年払っているってこと。その額は年間で約2億円8千万円です。
 

ジュンク堂書店内のエレベーターでビルの4Fへ。入場料400円です。
ワッハ2 横山たかし衣装
入って直ぐに目に付いたのが今くるよと横山たかしの舞台衣装。なんでこんなもん飾ってねん。
二人ともまだ現役やのに何故展示を。。。まったく意味不明でしかもしょうもない。
それに内装やけど全体的にあざといレトロ調にする必要があるんかな?

ぐるりと一周回るように色んなコーナーを見て行きます。「居酒屋こいさん」
居酒屋こいさん1 居酒屋こいさん2
昭和時代のテレビの演芸番組を視聴できるコーナ。なんかゴテゴテとセット仕立てにしてるけど、これなら後で出てくるライブラリーでええんとちゃうん?いきなり無駄無駄を感じます。

「演芸広場」
演芸広場1 演芸広場2
これが最初のワッハ上方の設立のきっかけとなった資料展示コーナー。砂川捨丸さんの鼓。

「殿堂ギャラリー」
殿堂ギャラリー1 殿堂ギャラリー2
なんでも上方演芸の殿堂ってのがあって、このコーナーでは殿堂入りした芸人さんたちの映像資料を上映してたりします。ちなみに私が行ったときはご覧の通り誰一人として視聴者は居ませんでした。映像垂れ流し状態で電気代が無駄です。そもそもそんな殿堂入りとか言って芸人の人形を展示せなあかんのかな?場所代がタダやったら文句言わんけど、こんなん高い場所代払ってまで展示する必要あるんかな?設立当初は出来へんかったやろうけど、今ならそれぞれの落語や漫才をやっている映像音声をデジタルアーカイブにしてネットで見れるようにも出来るわな。ええサーバー使っても今の維持費よりずっと安くあがりまっせ。

「演芸ライブラリー」
ライブラリー1DVDやCDなどを視聴できるコーナーです。ここだけの利用なら何故か無料だそうです。資料館のフロアでは一番使い勝手がありそうです。

・大好きな桂枝雀師匠の「貧乏神」をDVDで。懐かしい~朝日放送の「枝雀寄席」をいつも見ていて、
 この噺もビデオにとって何度も観てました。何度観てもエエ話やなぁ~面白ろうてほろりと来ます。
・右側は「パンパカパーン」の漫画トリオ。真ん中のピンカール、後の大阪府知事である。。。w
枝雀 漫画トリオ2

ワッハホールでの出し物はこの日は見れませんでしたが、一応資料館はざっと見ました。
印象としては。。。

こんなもん、税金使ってやることと違う!

破産したも同然の府の公金を年間4億3千万円もつかってこれか? ハァ。。。_| ̄|○  
あのね、こんなん橋下さんでなくても普通の感覚持ってたら皆同じ事言うと思うよ。府民の税金を何やとおもてんねん、まったく。。。まだ「資料は残します、ライブラリーは続けます」って言うだけ理解を示しているよ。橋下知事は。

大体ね、上方演芸ってお上にたてついて笑い飛ばす精神ってもってまへんでしたか?
それが資料存続のために自治体の金をアテにするなんてそもそもがおかしいやろ!

これどう考えても「あ~だこ~だと理由つけて、大阪府の公金を吉本興業とか運営会社に流しとるだけちゃうのん?」と思われても仕方ないです。この移転話が出たときに吉本興業側がテナント料を半額に負けるとか言ってるらしいが、それでも年間1億4千万。(ワッハ上方の収入は年間5千万)

設立当初のいきさつを考えると、この吉本のビルに入るのは渡りに船だったのかもしれないが、それでも十年以上もずっと年間2億8千万もの家賃を大阪府が負担してきた事実は歴然とあって、いまさら「大阪の笑いの文化のために存続を!」という声が虚しくなるのは仕方ない。関係者がもっと早くからこの問題をクリアするべきだっただろう。

そういう意味も踏まえてほんまにここで上方演芸の資料を残して展示したいなら、府の財政は破綻してるんやから、この際吉本興業と松竹芸能が金出し合って民間でやらんとしゃーないでしょ。元々は府がやるといって集まった資料やけど、移転するのが嫌でどうしてもこの場所(ミナミ・千日前)でこの規模でやりたいんやったらそれしかないやろ。

そもそもが「芸」って材料やないでしょ。人、小道具、衣装、舞台、照明等も含めてすべてそろっての「芸」でしょ。そのパーツの一つの小道具なんかを集めて展示することが、本当に演芸を文化として大切に思うことに結びつくのかな?「芸」はイキモノ、ナマモノ、それはみんな良く分かっているはずなのに、資料というはく製みたいなものを展示してそれが演芸の発展につながるんかな。

上述の「上方芸能」に投稿された移転・縮小の反対論もまあ、(一人を除いて)皆さん小難しい文言を並べ結論は甘い事ばっかり言うてると思います。どちらかというと上述の家賃問題に関しての後悔のようなものも見受けられますが。現場に来てその方々がおっしゃっていることが今となっては虚しい空論であると私は感じました。それにこの施設のどこが「笑都・大阪の象徴」やねん?恥ずかしいこと言うなって。

それはそうと、ワッハ設立の言いだしっぺのきよっさんはどない思てはんねんやろ。ほんまやったら先頭にたって移転反対運動してもええ立場の人やろ。そやけどこの事に関しては何でずっと黙ってんねん?不思議や。。。

参考ページ
大阪府立上方演芸資料館 wiki
ワッハ上方を運営する財団職員12人の人件費として、府が年1億2400万円を支出

Tags: 大阪市中央区・西区

Comment 2

2009.03.24
Tue
06:33

giants-55 #CSnc5kz6

URL

御笑い文化

書き込み有難う御座いました。

御笑い大好き人間で、大阪に行く度に「舞台」をちょこちょこ覗かせて貰ってます。レツゴー三匹の長作師匠の一人漫談を見た時なぞは、嬉しさで震えた程(ほんまか?^^;)。

この施設は生憎行った事が無かったのですが、今回のレポートを拝見する限り、かなり無駄を感じますね。(無駄から文化が生まれるという指摘も在りましょうが、それも程度問題でしょう。)似ているなあと思ったのが「私のしごと館」(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A7%81%E3%81%AE%E3%81%97%E3%81%94%E3%81%A8%E9%A4%A8)。旧労働省時代から御役人が設立に力を入れていた施設ですが、御存知の様に莫大な借金を抱えるに到り、民間委託となりました。意味不明な人形(一体数百万円とか。)がずらっと並んでいたりと、ワッハ上方と似た部分が多い。同様の趣旨で民間が設立した「キッザニア東京」(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AD%E3%83%83%E3%82%B6%E3%83%8B%E3%82%A2%E6%9D%B1%E4%BA%AC)が多くの客を集め、繁盛している様なのですから、如何に官主導の施設に無駄が多過ぎるかという証明かと。

こちらでも書かれている様に、関西人、特に大阪人は「お上が何するものぞ!」という気風が強いと思うし、その意味でも自治体の金を当てにするというのは違う気がしますね。

それにしても・・・何故に横山たかし?(^^;

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2009.03.24
Tue
07:38

tak #GCA3nAmE

URL

私のしごと館とキッザニア

giants-55さま
おっしゃるとおり「私のしごと館」と「キッザニア」のたとえ、まさにこの感覚、この事実が今のワッハ関係者には必要なものだと思います。良いたとえを教えていただきました。ありがとうございます!

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