比良山荘 秋

比良山荘にお誘い頂き行って参りました。

秋の比良山荘といえば子持ちの「落ち鮎」と「松茸」。それはもうたまらない饗宴でした。。。


八寸


手前~松茸菊花和え、奥にあるのは岩魚寿司、すっぽんの煮凝り、むかご、ごり、などなど
どれをとっても秋の優しい滋味を風味豊かに頂けました。
鯉の洗い


川魚の旨み、優しい弾力、美味しいです。
落ち鮎の塩焼き

さぁ、ここから鮎の登場です。まずは塩焼き。

子持ちの鮎ってひょっとして初夏の鮎より美味しいんじゃないかと。夏のものより香りも芳醇、美味しさも深みを増しているようです。一鉢で二尾ずつ、このあともう一鉢ですから塩焼きだけで四尾頂きました。ここの鮎は頭や骨も違和感無くそのまま全部頂けます。この焼き加減が素晴らしい。
子持ち鮎の熟れ寿司、うるか


これも比良山荘の名物「鮎の熟れ寿司」。子持ち鮎を半年間塩漬けにしてから熟れ寿司にするそうです。温度管理が素晴らしいのでしょうか、まったく臭みはありません。
熟れた香魚には日本酒でしょう!青竹で頂きました。

鮎の香り焼き

こちらは塩焼きと違った艶やかな風味です。しかし美味いなぁ。。。
冷やし鉢

冷たい焚き合わせです。左の黄色いのは鰻の巾着煮、茸はぶなしめじです。
秋の根菜の滋味をこれほど上品に味わったのは初めてからもしれません。素晴らしい。
鮎松ご飯

名残の鮎と松茸の饗宴。いや、凄いです。。。
鮎の干物でとった出汁に米を加え鮎の塩焼きとともに炊き上げて、蒸らしの時に松茸を入れるそうです。
鮎の風味と松茸の香りが溶け合った極上の炊き上げご飯ですね。
美人の女将さんが取り分けてくれます。鮎松ご飯と一緒に頂くのは鯉こく。


2杯目はお茶漬けにして。こうする事で鮎の出汁をより強く感じられます。

柿と葡萄

鮮やかに完熟した柿は江戸柿だそうです。
いやぁ~それはもう素晴らしい昼餉でありました。
子持ちの鮎がこんなに美味しいものだと改めて認識いたしました。っていうか比良山荘で料理されるからこそ美味しいのでしょうけど。そして豪華に松茸も味わう事ができて食後は本当に幸福感でいっぱいでありました。お誘い頂いたCさんに感謝です!

次回は冬に、月鍋を。。。ヽ(´ー`)ノ
比良山荘