お盆の上はきっと「播半」〜「立峰」西宮市 

公魚塩焼き
真名鰹西京焼、公魚の塩焼き

「芝居は雁治郎、料理は播半かつるや」と谷崎潤一郎の小説「細雪」にも登場する料亭「播半」。
約1万坪の敷地に、趣のある木造建築や現在では自然景観遺産とまで評される渓谷と庭園、そして料理が評判を呼び、昭和天皇、皇后両陛下のご宿泊の栄にも浴し、国の内外からのお客様を多くお迎えしたという名料亭。しかし残念ながら2005年の6月に廃業。
その「播半」の元総料理長が開いた割烹がこちらのお店です。

立峰
立峰

残念ながらアタシは「播半」は未体験。でも昨年のお花見にはこちらの仕出しお弁当を頂き、その時もその美味しさにいたく感激。さて大阪、神戸の奥座敷として数々の粋人に愛されてきた名料亭のお料理が頂けるというこちらの懐石料理とは。。。ブログランキング
立峰店内割と小さなお店です。店内のレイアウトはカウンターはありますが料理置きになっている様子。テーブル3卓に小上がり2卓。この画像は小上がりですがテーブル席よりこちらの方がいい感じでした。

こちらの夜の懐石コースは4200円と5250円の2コース。後者を頂きました。

●八寸:さより、サーモン手まり寿司、百合根、土筆、黄身の粕漬け、一寸豆など
●先附:山芋の昆布〆、いくら
八寸 先付け
食前酒のあと何故か八寸が先に来たのでこの順番で。手まり寿司、黄身の粕漬けなど一品一品細かい丁寧な仕事を感じされてくれて、もちろん美味しい。先附を乗っけている琵琶型の小鉢も可愛い。

●お吸物:蛤の真丈 ●お造:いか、平目、よこわ、車海老
お吸物 お造り
吸い物の出汁は言うことありません!素晴らしい。碗だねの真丈は周りのほこほこした食感が楽しく、中にはまぐりの身一個入ってます。お造りはまあ5千円のコースの質って感じでした。

●焚合せ:若竹煮、鯛の子
若竹煮1 若竹煮2
この辺りから真骨頂でしょうか。絶妙の炊き具合です。京懐石とはまた違った少し甘めの味付けに、いにしえの名料亭の伝統を感じます。美味い。。。そして色絵の煮物碗もいい感じです。

●焼物:真名鰹の西京焼、わかさぎの塩焼き
●小鉢:平目の煮凝り、鮎のうるか、若ごぼうの胡麻和え
公魚塩焼き 小鉢
小さな焼き物2種。踊り串で塩焼きにされた名残りの公魚がなかなか風流。小鉢の鮎の(真子)うるかがこれまた絶品!あ〜日本酒が。。。。!

●季節の御料理:鰆と連子鯛の蕪蒸し
蕪蒸し1 蕪蒸し2
色絵の蓋物の次は趣きのある染付けで。こういう細かいところが行き届いています。鰆と連子鯛の蕪蒸しはこれまた味付けが絶妙。アタシのツボに入りまくりです。ああ〜こういう仕事って凄いなぁと思いますね。

●季節の御料理:ふきのとう、白魚、貝柱の天ぷら 
●ご飯、止椀(なめこの味噌汁)、香の物
天ぷら ご飯
天ぷらとご飯でそろそろ〆です。この時点でもちろんお腹一杯。

●果物:オレンジのゼリー
オレンジのゼリー


いやぁ〜堪能させていただきました。奇をてらわない完成された懐石料理は充分に説得力のあるものでした。これが5250円ってのがやはり凄い!器も播半で使っていたものをこちらでも出しているとのこと。お盆の上だけならコストパフォーマンスは最高の部類だと思います。
ただ接客はサービス料を取られていないのでその辺りはまあしょうがないかなっていう感じです。
料理と器が素晴らしいだけに惜しいといえば惜しいですが。出来たらこの料理を「播半」のお庭を眺めながらいただけたら、どれだけ幸せな気分になれるだろなぁと妄想してました。。。
いにしえの名料亭を想いながらの夕食。ご馳走様でした!

立峰
兵庫県西宮市六湛寺町2ー1−110
0798−22−7858
11:30−14:00
17:00−22:00(LO 20:30)
定休日 火曜日

播半についての参考ページ 
はり半の自然を残そう!
アメニティ2000協会 ”播半”の魅力
関西経済コンシェルジュ 失われる風景、播半最後の時


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[ 2008/03/11 08:00 ] 和食 | TB(0) | CM(10)

 

これまた、美味しそうじゃありませんか〜〜!
昨日、やっと、「グリル小川」へ行って来ました!!
ここ、お気に入りにしちゃいます。

これからも、美味しいお店、教えてくださいね。

[ 2008/03/10 23:13 ] [ 編集 ]

 

けいこさま
こんにちは。「グリル小川」さんに行かれたんですね。
いかがでしたか?^^
またこれからも当拙ブログをよろしくお願い申し上げます!
[ 2008/03/10 23:29 ] [ 編集 ]

 

書き込み有難う御座いました。

料理も然る事乍ら、器もかなり凝っていますね。琵琶型の小鉢が特にGoodです。やはり料理は味だけでは無く、目でも堪能出来る所が良いですね。八寸の細工にも目が吸い寄せられました^^。
[ 2008/03/11 10:31 ] [ 編集 ]

 

giants-55さま
眼福という言葉がありますが、器と料理がぴたりと響きあうのを感じると「あ〜丁寧にもてなしていただいているんだなぁ」と実感できるようになって来ました。
和食はフレンチやイタリアンとちがって、器を単なる道具ではなく、その風情さえ楽しむ料理文化ですから、懐石料理をいただくときの楽しみの一つになっています。
[ 2008/03/11 12:17 ] [ 編集 ]

 

Tak先生
いつもステキな画像で楽しませていただき有難うございます。
弊社役員の会食のお願いでお電話をさせていただいことが懐かしいです〜。
甲子園球場に仕出しでもってきてくださって、お相伴に預かったお弁当のあの繊細な
味が忘れられませんですー。
>っていきなり年バレバレでお恥ずかしいぃ~(笑)
「播半」さんには本当にお世話になったので、「立峰」さんにお昼に母と
飛び込みで伺った事があるのですが、すでに予約で満席でしたわ(^^;;
役員が「播半さんのすき焼きもとても素晴らしいんだよ!」と話していたことを
思い出しますー。
[ 2008/03/11 23:06 ] [ 編集 ]

 

このお店の前にあった「ふじわら」はよく行ったのですが、こちらにはまだ行った事がありません。
私にはチョット敷居が高そうな感じです!
機会があったら行ってみたいですね!
[ 2008/03/11 23:22 ] [ 編集 ]

 

mint2さま
こんにちは。そう、そのお弁当のお話以前もしていただいてましたね^^
私もあのときのお花見のお弁当に惚れてしまいました〜
「播半」さんはいい時代のいい料亭だったんですね。
出来れば一回だけで良いから数寄屋造りの屋敷でお庭を眺めながら。。。
[ 2008/03/11 23:41 ] [ 編集 ]

 

やじきたさま
こんにちは。
お店の雰囲気は割りと親しみやすいと思いますよ^^
機会があれば是非!
[ 2008/03/11 23:42 ] [ 編集 ]

 眼福

書き込み有難う御座いました。

「眼福」とは的を射た表現ですね。昔、接待で行った料亭で、貧乏人の自分ですら「これはかなり高いな。」と判る器に料理が盛り付けられて出て来た事が在ります。「割れたりしたら大変なのに・・・。」と思ったものですが、帰りがけにチラッと女将さんにそんな話をした所、「器は料理の為に在る訳で、使って上げてこそ器も本望。御客様もそれで喜んで戴けたら、私達も本望ですから。」と笑顔で答えられたのにはすっかりやられましたね(笑)。
[ 2008/03/13 13:45 ] [ 編集 ]

 

giants-55さま
懐石料理の一つの楽しみですよね〜器との響きあい。
日本料理を堪能できる特権とも言えるかなぁと^^
[ 2008/03/13 20:45 ] [ 編集 ]

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