鮨 永吉@福島区
そしてその中でもやたらと評判がよい一店にお邪魔する事にしました。
お店は国道2号線浄正橋交差点を南へ。そこから一本入った路地の奥にあります。

中華の醤じゃんの向こう側奥。
鮨 永吉

「えいきち」でなく「ながよし」です。大将のご実家のある鹿児島に多い名字だそうな。
店内はカウンターのみの十席。明るく綺麗です。
お品書き

お好みでとのことでしょう。お任せもあるようですが。
色々選んでお願いしました。
剣先いか

赤貝

甘鯛

ガスで炙ったのかな?この匂い苦手。
あじ

はもの天ぷら

美味しい!なるほどね。
こはだ

浅〆ですが、食べやすくて美味しいです。ネタが新鮮でいいものなんでしょう。
中とろ

雲丹

淡路のムラサキ雲丹はもう入ってこないとのこと。この日は北海道産のばふん雲丹。
ほっき貝

裏側のもふもふが甘いとのことであえてそのまま出しているそうな。でもなぁ握り鮨のバランスとしてちょっと。。。
煮穴子

お寿司ですが確かにネタはどれも綺麗でいいものだと思います。
ただ握り鮨として、いろんなバランスを考えたりすると自分的な好みとは割と外れていました。
でも平日の夜にもかかわらず満席で、大将曰く「福島にもっとお寿司屋が出来れば良い。そうすればうちが満席で断らざるを得ないときでも他のお店を案内できるから。」とおっしゃるくらいですから、かなりのご繁盛振りと思われます。
さて頂いたお寿司ですがシャリに特徴がなく、関西の万人向けのぼんやりした味付け。また寿司だけでなく茶碗蒸しや天ぷらなども充実しているから、寿司屋で寿司を食べに来るというより、寿司屋でいろんなものを食べながら飲みにに来るという人たちに重宝がられるのでしょう。値段も割りとリーズナブルですし。
それと地の利。ここらあたりはまず社員の平均年収1千万越えの朝日放送本社の間近であり、好不況にあまり左右されない関電病院、住友病院などに勤務している医療関係者、そして新設の高層マンションがいくつも立ち並ぶという環境のよさも繁盛の理由となっていると思います。さすがにこれだけの条件がそろうと、美味しくて安いと評判のすし屋なら10席なんてあっという間に埋まるでしょう。あとは物腰柔らかで話しやすいベテランの大将のお人柄ってのもあるかな。
お会計は11,670円/2名。(ビール×1、ウーロン茶×1含む)
私的には積極的再訪は無いと思いますが、良いお店だと思います。ご馳走さまでした。
鮨 永吉